早めに対策を、赤ちゃんの熱中症対策のポイント3つ
まだ発汗機能が未発達で、体温調整がうまくできない乳幼児~幼児は、
暑いところでは体温が上がりやすく、寒いところでは反対に下がりやすいため、
とくに夏の熱い時期は熱中症の対策に気を付けなければなりません。
顔色が赤いまたは青い、おしっこの量が減ったり6時間以上出ていない、
元気がなく、機嫌が悪い…
などの症状があれば、この時期は熱中症を疑った方がいいかもしれません。
…こんな状態になってしまったら、迷わず病院に向かいましょう。
熱中症の対策というと、気温の暑さばかりに気が向きがちですが、
室内と外の気温差、風通し、湿度、こまめな水分補給を心がけるなど、
ポイントがあります。
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この記事の目次
赤ちゃん・子供の熱中症対策で必要なこと3つ
ポイント1 室内でも油断大敵。 クーラーをうまく活用して対策を
熱中症になりやすいのは、
①温度が高い
②湿度が高い
③日光(日差し)が強い この3つの条件です。
赤ちゃんの熱中症を予防するためのお部屋作りのために、
温度・湿度・日差しを適切に管理していきます。
赤ちゃんにとって心地のいい温度&湿度とは
赤ちゃんにとって心地のいい温度は18度~26度、室温は40~60%。
この温度・湿度を目安に、直射日光の当たらない場所に、
赤ちゃんの居場所を作ってあげましょう。
エアコンは何度に設定?
エコのことを考えると、27~28℃の設定が推奨されいますが、
日当たりの良さ、お部屋の方角、時間帯によっても実際の室内の温度は変わってきます。
エアコンの設定温度は、あくまでも目安と考えて、
室内の特に赤ちゃんの居る場所の温度・湿度を把握しましょう。
熱中症の危険度を4段階で表示します(日本気象学会発表のWBGT指標に基づき熱中症指標を表示します)。
冬には、絶対温度(体積1立方mの空気中に含まれる水蒸気の量)を算出することによりインフルエンザ指標を表示。
一年を通して赤ちゃんのそばに置いておきたい優れものです。
→「温・湿度計(熱中症インフルエンザ警告)」を確認する▶
昼間でも時間帯によっては、カーテンを引くことで、
太陽の熱でお部屋が温まるのを防ぐことができ、おすすめです。
また、扇風機を利用して、エアコンの涼しい空気が循環するようにすると、
効率的にお部屋を冷やすことができます。
いくら涼しいからと言って、
エアコンの冷たい風、扇風機の強い風が赤ちゃんに直接あたらないように注意しましょう。
温度計の数字だけではなく、
汗をかいていないか、抱っこして確かめるなど、
赤ちゃんの様子も見てあげましょう。
汗をかいたままだと、風邪をひく原因にもなりますから、
こまめにお着替えをさせてあげてくださいね。
たくさん汗をかいているようだったら、
さっとシャワーで汗を流してあげたり、濡らしたタオルで拭いてあげるだけでも、
さっぱりと快適さを保ってあげられます。
いくら暑くても、裸のまま過ごさせるのはNGですよ!
かいた汗を吸収し、肌がさらりとなるように、
汗をよく吸うガーゼ素材、綿素材の衣類を選んであげましょう。
ポイント2 お出かけの時こそ注意。 ベビーカーの熱中症対策
ベビーカーの中は、大人が考えているよりも高温になりやすいことを知っていますか??
これは、上からの日光だけではなく、
アスファルトなどの路面から距離が近いために、
地面からの照り返しの熱も影響しているためです。
一般的なシート高38cmのベビーカーとシート高50cmのベビーカーでは、ベビーカーの受ける熱が約2度違うという調査結果も出ています(楽天リサーチ株式会社より)。
これからベビーカーを購入予定の方は、
地面からの高さを考慮して選ぶことをお勧めします。
35種類の品ぞろえからピッタリのベビーカーを見つける
ベビーカーの中が熱くなりすぎていないか、
時々抱っこをしてあげて、温度の確認をしてあげると安心です。
もちろん、暑い時間帯を避けてお出かけする、
という予防策も重要です。
ポイント3 早め早めに! こまめな水分補給
子供の場合、体内の水分バランスを崩すと、
もとの調子を取り戻すのに大人よりも時間がかかります。
大人と同じように、「喉がかわいたら補給」では遅すぎることも。
とくに暑い時間帯に外出する場合は、すぐに水分補給が出来るように、
飲み物の用意を忘れないようにしましょう。
水分補給のタイミング
まだうまくコミュニケーションがとれない赤ちゃんからの、
水分補給が必要なサインを覚えておきましょう。
…などの他、暑いところに出る時にはいつもと変わりないか、
気を配りましょう。
一度にたくさん、ではなくこまめに補給を
母乳やミルク、ベビー麦茶、お水など
赤ちゃんが飲めるものを少しずつ、こまめに飲ませてあげます。
外でも母乳やミルクをあげられるように、授乳室をチェックし、
授乳ケープの準備も必要です。
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