赤ちゃんの転落防止に、安全に階段上設置できるベビーゲート

2階建て以上の一戸建てや、メゾネットマンションにお住まいの方は、赤ちゃんの転落を防止するために、階段入口にベビーゲートを設置する必要があります。

いざ、ベビーゲートを購入しようと探し始めると、「階段の上には設置しないでください」の表記に困ったことはありませんか？
ドア無で跨ぐタイプのベビーゲートや、ドア付きでもドアの開きが両開きだったりするベビーゲートは、子どもだけではなく大人の転倒・転落防止のために階段上への設置を禁止する仕様になっています。

私自身も、寝室が2階&リビングや水回りが1階の間取りに住んでいますが、なかなか階段上設置OKのゲートが見つからずに困った経験があります。
この経験から、おすすめできる階段上設置OKのベビーゲートを特集してみたいと思います。

安全に使おう。階段上に設置できるベビーゲート集

階段上に設置OKのベビーゲートの特徴は、
・階段の最上段から設置場所までの距離を指定している
・躓かないように足元が段差ない、フラットになっている
・体重をかけてしまってもずれない、動かない設計
・扉の開き方に工夫がある（片開き）

など、階段上で転落しないための設計がされています。

階段上設置OKのベビーゲートでネジ留めなしはあるの？

賃貸のお宅や、持ち家でも新築ならベビーゲート設置のためにネジ穴を壁に残したくありませんよね。
我が家も賃貸なので大変こまりましたが、いくら探してもねじ止めなしで使える階段上ベビーゲートはありませんでした。
うちではディアウォールを使ってロール式のベビーゲートを使っています。

※ディアウォールはツーバーフォーの木の板を床と天井とで突っ張って柱を設置するための金具です。
買ってきた板で作った柱ですので、柱に穴あけをしてももちろんOK。賃貸の原状回復で困ることはありません。

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ただしこの柱が外れてしまう可能性は0でありませんし、ディアウォールの耐荷重は柱に対して真下を想定しており、横からの衝撃に弱い可能性もあります。
ベビーゲートの設計主もこのような設置方法を想定いないことでしょう…

ディアウォールを使ってベビーゲートを設置するときには、自己責任で…ということになってしまいます。
我が家の場合は設置して約一年経ちますが、ディアウォールの柱がずれることなく、今のところ設置当時と同じ状態で使えています。
ルームクリップなどをみると、ディアウォールをつかってベビーゲートまで自作しているという方も多くみられますので、割とポピュラーな方法といえそうです。

後述しますが、ねじ止めがどうしてもできないというお宅では、発想を変えて、「階段に近づかないようにふさぐ」ようにツッパリ式のベビーゲートを設置するのが一番の解決策だと思います。

ネジどめできるお宅、ネジ留め設置の用意ができたら、ベビーゲートを選ぼう

壁の穴開けOK、あとで原状回復するから大丈夫、ディアウォールを使うから大丈夫…など、
ネジ留めのベビーゲート設置用意ができたら、階段上で使えるベビーゲートを選びましょう。

設置方法	幅	階段までの距離	足元
つっぱり&ネジ（ビス） ※階段用補助キャップ（同梱）必須	68~93cm	30cm以上	バリアフリー

片開きで階段上設置OKのベビーゲートの詳細を見る

スマートゲイト2プラス→

階段側など、危険な方にドアが開かない設計のベビーゲート。
階段を降りる際に、ドアを開けるために階段から離れるようにして一歩後退しないといけないため、足を踏み外して転倒する、ということがおこりません。
↑躓き防止、ずれ防止、片開きドアなど階段上の安全策が施されています。

設置方法	幅	階段までの距離	足元
つっぱり&ネジ（ビス） ※階段用ソケット（同梱）必須	67~91cm	30cm以上	段差有

※ドア片開き

スマートゲイト２プラスの詳細を見る

ロール式ベビーゲート
ロールスクリーンを横に倒したような見た目で、空間をしきるベビーゲート。シンプルで足元にバーがないので階段から15cmと最短距離でベビーゲートの設置が可能です。
階段上が狭い…というお宅でもベビーゲートが設置できます。
足元のバーが無いことで、掃除も楽、見た目がシンプルな真っ白なのもインテリア的に高得点ですね。

最大115cm幅まで使え、角度を変えて2wayで使うこともできます。

うちでも使っています。
我が家の2階の踊り場は狭いため、ゲートを設置するための空間がとれず、どうしたものかと思った時にみつけたのがこのベビーゲート。
ゲートが横に開閉するタイプなのでドアを開けるための空間がいらず、階段までの距離が15cmあれば設置できるので狭い2階の階段わきでも設置が可能でした。
ただでさえ掃除が億劫になりがちな、階段近くに設置しても、床部分にバーがないので掃除機をかけやすくて助かっています。

難点をあげるとするなら、自動ロックが無いことと、設置がネジ式のこと。
自動ロックに関しては、頻繁に出入りする場所ではないので閉め忘れがないように意識するようにして、特に困ったと思うことはありません。
ネジ式に関しては、極力目立たずに原状回復できるようにディアウォールを利用しました。

ロール式ベビーゲートの詳細を見る

設置方法	幅	階段までの距離	足元
ネジ固定	最大115cm	15cm以上	バリアフリー

足元にバーなしで段差がないので躓く心配がありません。ドア自体も片開きなので、階段側に開かないように設置することでより安全に利用でいます。

設置方法	幅	階段までの距離	足元
ネジ固定	80～120cm	7cm以上	バリアフリー

※ドア片開き

リッチェルベビーゲートの詳細を見る

ベビーゲート　ガードミー
北欧デンマーク製のベビーゲート。じゃばら式のゲートで、空けるときにワンタッチで自動でさっと開くので赤ちゃんを抱いたままでも通り抜けが楽々です。
設置に必要なスペースも階段から9cmと小さく、足元は段差なしのバリアフリーです。

設置方法	幅	階段までの距離	足元
ネジ固定	55～113.5cm 89cm以上は拡張パネルを追加	9cm以上	バリアフリー

詳細を見る

発想を変えて、階段をふさぐのではなく階段まで行く通り道をふさげないか考えてみよう

既に持っている階段対応ではないベビーゲートを使えないか…と悩んでいるなら、設置場所を工夫すれば安全に使えるかもしれません。

階段上接地NGと書いてあるベビーゲートでも、「危険ななので階段から50cm以内に設置しないこと」など注意書きがあると思います。これは反対にいえば、「50cm以上離れた場所なれ設置OK」ということです。
「具体的に何センチ以内」など記載がなくても、万一ベビーゲートに体重をかけて外れてしまっても、階段へ転落しない角度での設置であれば問題はありません。

階段から離れた場所、例えば階段に続く廊下をふさいで安全を確保するなど、設置場所の工夫をすれば危険なく階段近くでベビーゲートを使うことができます。